スローライフはナマケモノ?辻信一さんに聞く、スローライフってなんですか? 辻 信一氏

・4つの弱さ「スロー、スモール、ショート、シンプル」を再評価し、真の豊かさを手にする ・省エネ・循環型の生き方をする「ナマケモノ」から見習う『スローライフ』 ・現代社会を縛っているマインドセットを降りて「グローバルからローカルへ」 ●最初に 岐阜を4日間旅してきてここに来ました。行く先々で渡邉智恵子さんのお話が出てきましたし、また行く先々でコットン復活の動きが起こっていることを実感してきました。 ●自己紹介 ぼくは文化人類学を教えつつ、環境活動家でもあります。 今日最初に、大学1年生の授業用のスライドをお見せしながら、普段こんなことを話しているということをお伝えしようと思います。どうすれば、未成年の若者たちの心に触れることができるか、ぼくなりの工夫の末に作ったものです。 ●タイトルは「弱さと愛の人類学」 ぼくはずっと「弱さ」というテーマで考えてきました。その弱さの中身として、次の三つがある。 Slow スロー Small スモール Simpleシンプル これら三つはどれも「負」であり、「否定」の言葉です。Small、つまり「小さい」とは、「より大きく」を求める社会で、「十分に大きくない」ということ。 Slow、遅いということは、「より速く」を求める社会で、「十分に速くない」ということ。 Simple、それは「より多く」を求め続ける社会において、「十分に多くない」ということです。 ぼくはこの三つに最近は四つ目のShortショートを加えています。グローバリゼーションは、距離が長ければ長いほどいい、という考えなので、その結果、地球の裏側から持ってくるものが近所から調達するものより安い

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